知らない場所へ行くとき、 私はいつも、頭の中でこっそり「予習」する
「たぶん、こんな感じの人かな」
「きっと、こんな風に進むはず」
未知のものよりも知ってるものの方が怖くないから、これまでの経験の中で似てるものをかき集めて、予想図を頭に描く
カルチャーセンターの講師デビューの日、私の妄想の世界では
「かわいいもの好きの、ふんわりした同年代の女性」
がふたりいて、ふわふわした1時間を過ごす、という想定
ところが、やってきたのはパワフルでパワフルなお姉さま(年上という意味で)たち
店長さんから事前に
「楽しい方たちですよ」
と聞いていたんですが、もうパワフルという形容詞しか出てこない…
始めましてから10分、パワフルなお話を聞いていると
「で、先生お名前は?」
と言われるまで、名刺を渡していないことに気付かないほど
思てたんと違う…
この方たちを楽しませられてる?
いただいた対価ぶん、ちゃんとお返しできるの?
私じゃパワーが足りなくて力不足なんじゃ…
取り繕いつつも、しばらく思考がフリーズ
でも、ふと思った
せっかくのご縁だし、経験豊富なマダムたちに甘えてみよう
一緒にわーいって言えばいいじゃん
「おもてたんと、ちゃうなぁ」
マダムにそう思われてたとしても
「今日を楽しみにしてきたこと」
だけは、共通しているはず。
この予想外の展開を、 まるごと遊んじゃえばいいじゃない
人生は一期一会で、こんなパワフルな人とはもう二度とお目にかかれないかもしれないし、なら楽しくないと損!
……結果、私のデビュー戦は、 おもてたんと全然違って、最高におもしろかった
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