屋号って考えるのが難しい…
決めるのも難しいながら、一度決めた屋号を「これでいいのか?」と思い直すことが何度もあります。
外国語でかっこいい響きの屋号とか、名前をもじった屋号とか、素敵な屋号を見かけるたびにうらやましくなって、自分の芯の弱さに気づかされます。
今回は自分の屋号をちゃんと愛せるように、初心に帰って屋号を決めたときのことについてちょっと語ります。
ハンドメイド作家にとっての屋号って…?
屋号って、決めるときになにかしらの想いがあるんですよね。
作家さんに屋号の由来を聞いてみると、大体すてきな話を聞かせてくれます。
布小物屋ぼんじゅーるの名前の由来
私の屋号【布小物屋ぼんじゅーる】にも由来があります。
ぼんじゅーるは13年前、私がおなかの中の息子に付けた胎児ネームなんです。
大阪から東京に出てきて、友達も知り合いもいなくて、唯一の味方だった夫は始発出社~終電帰り。
初めての妊娠で不安がいっぱいで、誰かに頼りたくて甘えたくて、そんな時にずっと話しかけていたのが胎児だった息子のぼんじゅーるです。
返事が返ってくるわけではありませんが、ずっとそばにいてくれるから頑張れた気がします。
布小物屋ぼんじゅーるに込めた思い
ハンドメイド作家をしようと考えたときに、あのころ友達がいなくて心細かった自分を思い出しました。
さりげなく笑顔にしてくれるグッズで、あの時の心細かった自分を応援したいって思ったんです。
思い起こせば子どもの時から可愛い雑貨が大好きで、高校生からはビレッジバンガードにかなりつぎ込みました。
お気に入りのポーチは緊張を和らげてくれる癒しグッズで
かわいい文房具はやる気スイッチをONにしてくれるパワーアイテムで
私にとって雑貨とは、ものというよりもっと価値があるものでした。
いつか誰かにとって、そっと背中を押すようなものを作りたい!
そんな思いが私の屋号にはこもっています。
布小物屋ぼんじゅーるのこれから
私は計画性がありません。
こんなものを作りたいという計画はたくさんありますが、まだ半分も形にできていないのが現状です。
脳で考えたものを布で表現するってなかなか難しくて、日に日に失敗作の山を作っています。
それでも少しずつ前に進んでいる気がするので、自分らしさを諦めず、マイペースに活動を続けていくつもりです。
新作をぽんぽん生み出せるわけでも、毎週のようにマルシェ出店できるわけでもありませんが、楽しむことを第一にコツコツ続けていきたいと思います。
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